ほうれい線に効果的なツボを、マッサージしましょう。
ほうれい線は、30代前半から目立ち始めます。
それを放置しておくと、徐々に溝が深く、はっきりとしたほうれい線になってしまいます。
ほうれい線の原因は、表情筋の衰えであることが、広く知られています。
歳をとるにつれ、体の筋力は低下していきますが、表情筋も同じで、加齢により衰えてしまいます。
表情筋が、その上の皮膚と一緒に落ちてきて、ほうれい線となるのです。
そこで、あまり知られていない、ほうれい線予防に効果的なツボを押してみましょう。
巨りょう(こりょう)
まず初めに、頬骨の下に位置するツボを刺激しましょう。このツボは、笑顔のツボと呼ばれています。
上唇を動かすのに必要な筋肉と、肌のハリを高めます。
当然、垂れてしまったほうれい線にも、効果があります
このツボの名称は巨りょう(きょりょう)と呼ばれています。
巨りょうは、鼻の両サイドの外側にある線と、目の下から垂直におろした線が、交差する場所にあります。
巨りょうは、人差し指を使って、垂直に優しく指圧します。指圧する際は、指の腹を使ってください。
- 左右一緒に約5秒指圧する。
- 指圧が終わったら、そっと指を離す。
このツボの指圧は、ほうれい線予防以外にも、頬のたるみとむくみ、、目元と口元のたるみにも効果を発揮します。
肌の皮脂分泌を整え、乾燥しがちな肌にも効果のあるツボです。
地倉(ちそう)
地倉は、口角の少し横にあるツボです。このツボは、直接ほうれい線に効果を発揮します。
口のする横にあり、このツボを押すことで、滞った気を正常に戻すことができます。
口角を引き上げる効果もあります。
顔のむくみの解消、ハリやツヤを作る効果も期待されます。
ツボは決して強く押してはいけません。やさしく、気持ちいいくらいの力加減で押してください。
- 左右一緒に約5秒指圧する。
- 指圧が終わったら、そっと指を離す。
地倉を刺激することで、口角が徐々に引き上げられていきます。
口角が上がると、明るい表情になります。
そして、このツボの最大のポイント。それはダイエットにも効果があるんです。
なんと、食欲を抑える効果があるんですよ。
下関(げかん)
耳の付け根付近から、鎖骨に沿って、へこんだ場所が下関です。口を開くと、骨が上がる箇所があります。
これが下関になります。
下関を指圧するときは、人差し指を使うのがおすすめです。
人差し指の腹を使って、皮膚を上に向かって押し上げてください。
力を入れてはいけません。優しく行ってください。
このツボを刺激することで、血行が良くなります。
新陳代謝が向上するので、垂れた筋肉のリフトアップにも効果的です。
リフトアップ以外にも、関節症、歯痛にも効果があります。
息を吐きつつ、5秒間やさしく押します。
これを5回繰り返してください。
少しの時間でも、ツボは押せるので、忙しい人にはおすすめですよ。